【概要】
アンゾフの成長マトリクスとは、事業拡大の方向性を「市場」と「製品」の視点から整理したフレームワークです。
【解説】
アンゾフの成長マトリクスは、ロシア系アメリカ人経営学者イゴール・アンゾフによって提唱された、企業の成長戦略を考えるための枠組みです。
縦軸に「製品」、横軸に「市場」という2つの視点を取り、4つの成長戦略(市場浸透、新製品開発、新市場開拓、多角化)に分類します。
それぞれの戦略は以下の通りです。
| 戦略 | 内容 |
|---|---|
| 市場浸透 | 既存市場に既存製品をより多く販売する |
| 新製品開発 | 既存市場に新製品を投入する |
| 新市場開拓 | 新たな市場に既存製品を投入する |
| 多角化 | 新市場に新製品を投入する |
なお、SWOT分析は企業の内部環境・外部環境を分析する手法、3C分析は市場環境を顧客・競合・自社で分析する手法、PPMは事業ポートフォリオを管理する手法であり、成長戦略の整理を主目的とするアンゾフの成長マトリクスとは異なります。
【関連語】
- 市場浸透戦略:既存市場で既存製品のシェアを高める戦略。
- 多角化戦略:新市場・新製品に進出してリスク分散を図る戦略。
- 新市場開拓戦略:新たな市場に既存製品を展開する戦略。
【例題】
Q. 市場と製品の2軸で成長戦略を整理するフレームワークを何というか?
- a. SWOT分析
- b. アンゾフの成長マトリクス
- c. 3C分析
- d. PPM
【例題の解説】
正解は b. アンゾフの成長マトリクス です。
- a. SWOT分析は、内部環境と外部環境を「強み・弱み・機会・脅威」に分けて整理する手法です。
- c. 3C分析は顧客・競合・自社の3つの視点から市場を分析する手法です。
- d. PPMは事業ごとの成長性と市場シェアで事業ポートフォリオを管理する手法です。
